DeNA井納翔一投手(31)の“全勝神話”が崩れた。第1戦の先発を任され6回2失点で降板。5回までは走者を出しながらも粘りの投球で無失点で踏ん張ったが、6回無死一塁から福留の2ランを浴びた。昨季はファーストステージ、ファイナルステージで1試合ずつ先発し2戦2勝。味方の援護なく降板し、勝利投手の権利は消滅した。

 チームは完封負けを喫し、自身もCS初黒星に沈んだ。「調子が良かったか悪かったかは分からない。ブルペンは荒れていた。今日勝てば有利になることは分かっていた。だからこそ、悔いが残る。(福留に浴びた2ランは)打った相手が上だったの一言。ボールの回転、勢いは良かったけど、打たれたらどんなボールでも同じ」と話した。