柳ケ浦・田中瑛斗投手(3年)は日本ハムから3位で指名を受けた。184センチの長身から投げ下ろす最速149キロの直球と多彩な変化球が武器。6年前にヤフオクドームで日本ハム時代のダルビッシュの投球を見て以来、憧れの存在だという。「ダルビッシュ投手がいた球団に選ばれてうれしい。縁を感じます。日本一の投手だと思うので、少しでも近づけるように頑張りたい」と、声を弾ませた。

 元南海の定岡智秋監督(64)からは「プロ野球はバケモンの集まり。投手は走ったもん勝ちや。それくらい努力しないとプロにはいけない」とアドバイスをもらい、連日6キロ以上の走り込みを続けてきた。

 定岡監督にとっては、15年8月に就任以来、初のプロ野球選手輩出で「やっとスタートラインに立てた。プロでは球が速い投手はいくらでもいるので、まずは体をしっかりつくって、先発ローテに入ってほしい」と、愛弟子にエールを送った。