タジ魔神に挑む! 中日ドラフト1位のヤマハ・鈴木博志投手(20=磐田東)が森繁和監督(62)に異例の“直談判”を行った。27日、静岡・浜松市で監督、中田スカウト部長らの指名あいさつを受けたが、席上でストッパーが第1希望と伝えた。熱い訴えに、森監督もOKサイン。最速157キロ右腕は、竜の守護神田島からポジションを奪う意気込みを示した。

 鈴木は背番号も異例のチョイスになりそうだ。あこがれのレッドソックスのキンブレルが背負う46が希望。それを聞いていた中田スカウト部長はこの日、本人の意思を確認。複数の候補を持ってきたが、結論は持ち越しになった。46は空き番号。球団のエース番号の20も空いているが、球団関係者によると過度な重圧をかけないよう、本人が希望しない限り、20番は渡さない方針だ。