平均年俸が12球団トップのソフトバンクと最下位のDeNAの顔合わせは、第1戦から選手層の差を感じさせる展開となった。DeNAは8番に指名打者で乙坂を起用した。打撃専門の指名打者がこれだけ下位を打つのは珍しい。日本シリーズでは05年の第1戦で8番を打った李承■(ロッテ)以来12年ぶりだった。DeNAは普段8番に投手を置くため、形としては投手が指名打者と入れ替わっただけだった。人材不足の感は否めなかった。

 ◆年俸格差対決 日本プロ野球選手会が5月に発表した今季の年俸調査(外国人選手を除く)によると、年俸総額は1位のソフトバンクが42億800万円、DeNAは最下位の15億8622万円。第1戦スタメンの年俸総額もソフトバンク20億3400万円に対し、DeNAは半分以下の8億4700万円にとどまった。

※■は火ヘンに華