巨人菅野智之投手(28)が30日、故沢村栄治氏を記念した「沢村賞」を初受賞した。最多勝と最優秀防御率に輝いた今季は25試合に登板し、17勝5敗、6完投、防御率1・59、勝率7割7分3厘、投球回は187回1/3と選考基準7項目中5項目をクリアした。巨人からの選出は02年の上原浩治以来、15年ぶりとなった。

 都内で会見した菅野は「投手として最高の名誉。実感はないが憧れの賞をいただき、言葉では表せないくらい感動しています」と喜んだ。チームは3年連続でリーグ優勝を逃したが「来年も賞が取れれば、チームの勝利につながると信じている。全項目をクリアして、チームを勝たせたい」と意気込んだ。