巨人が「宇佐見一塁」の新オプション習得に着手した。宮崎秋季キャンプ2日目の守備練習の途中、宇佐見がミットを捕手用から一塁手用に持ち替えた。井端内野守備走塁コーチの助言を受けながら、岡本から借りた一塁用ミットで田中貴とゴロ捕球を繰り返した。「出られるチャンスが増えるのなら、捕手の練習もそうですけど、しっかりやりたい」と前向きに励んだ。

 新生侍ジャパンに選出され、来季は小林との正捕手争いも期待される宇佐見は、今季21試合で4本塁打の長打力が魅力だ。村田ヘッドコーチは「もっと打撃が良くなってくれれば、一塁もできると可能性が広がる。やっておけば来年にもつながる」と説明。チームの攻撃力アップに向け、あらゆる可能性を追求する。