DeNAアレックス・ラミレス監督(43)が7日、東京・渋谷区の同社で南場智子オーナー(55)にシーズン終了の報告を行った。就任2年目のペナントレースは73勝65敗5分けで3位。CSを勝ち進み、日本シリーズも2勝したが「立ち止まるわけにはいかない。前進し続けて常勝チームにしなければ」と来季20年ぶりのリーグ優勝をあらためて宣言。目標に「シーズン80勝が必要」と定めた。

 リーグ最少だった84犠打、39盗塁に言及し「バント、盗塁と投手のクイック。向上できれば優勝できる。もう1度、日本シリーズに行くんだという気持ちが高いモチベーションになる」。今季横浜スタジアムの客席稼働率は96%超。ファンの期待も高まる一方だ。球団は、国内FA権行使を決めている阪神大和の獲得に乗り出す方針を固めている。南場オーナーは「事業規模も拡大している。それに見合うだけの投資はしていきたい」と補強費アップを約束した。【鎌田良美】