西武の若獅子寮が建て替えられることが9日、明らかになった。

 若手選手が入寮する同施設は今年で築36年。これまでも選手会から改善の要望が出されるなど、懸案事項となっていた。同じく老朽化が進む室内練習場とともに新築される。

 かねて後藤オーナーも「客観的に、寮も雨天(室内)練習場も大分年数がたっているのは事実。私も問題意識として持っている。もちろん、きちっとやっていきます」とし、建て替えを前向きに進めていく考えを示していた。

 今回の建設用地は、メットライフドームに隣接する普通車約700台を収容できる駐車場となる模様。寮と室内練習場の両方を新たに建てるとみられる。これまでと同様、本拠地球場だけでなく、2軍が使用する西武第2球場とも近距離で、移動負荷が増すこともない。選手層の底上げへ、施設面のバックアップも整うことになる。