巨人岡本の覚醒のため、二岡打撃コーチが打撃を実演した。宮崎での秋季キャンプ第2クール3日目、吉村打撃総合コーチの「同じ右打者の方が共通する部分がある」との発案で、打撃練習中に二岡コーチが一肌脱いだ。好打者で鳴らした現役時代をほうふつとさせる軸のぶれないスイングで、ロングティー打撃を実施。美しい弾道を外野に放って「後ろの足(右足)を使って打つのがどういう感じかを見せました」と説明した。

 効果はてきめんだった。自分と二岡コーチのスイングを撮影した岡本は、すぐさまタブレット端末でチェック。「イメージが湧きやすい。かなり参考になりました」とうなずいた。今日11日には韓国・ハンファとの練習試合が実施される。首脳陣の熱血指導を受けた未来の大砲候補は、「1軍で打てていないので、いろいろ聞いて工夫しながらやりたい。実戦でできるように」と意気込んだ。