6年ぶりに出場した九州共立大がサヨナラで2回戦へ進出した。

 176センチ、110キロの4番、片山勢三内野手(4年=門司学園)が、大会タイ記録に並ぶ1試合2本塁打を放った。過去には駒大・中畑や青学大・井口らが作った大記録。福岡6大学リーグ戦で、九産大・草場亮太投手(4年=伊万里商)から1試合2本塁打を放ったことがあるが、野球人生初の全国舞台での2本塁打に笑みがはじけた。「感触はバッチリ。初めての全国舞台で不安もありましたが、結果が出て楽な気持ちで次にのぞめます」。

 大学入学後に15キロ増量。リーグ戦の最中、上原監督から体重チェックが入ることもあるそうだが「リーグ戦で打ったら『打つなら食え』と言ってもらえました」と満面の笑みだった。卒業後はパナソニックに就職予定。全国制覇を手土産に社会人野球へ進むつもりだ。