ＤｅＮＡドラフト５位桜井周斗投手（１８＝日大三）が、清宮へ強いライバル心を燃やした。２４日、横浜市内で新入団記者会見に臨むと、対戦したい打者に「パ・リーグでは清宮選手と対戦したい」と名前を挙げた。清宮世代と呼ばれ、プロ野球をスタートする同学年。偶然にも、同じ２４日が門出の日となった。「清宮世代の中で目立てれば、清宮だけじゃないと思わせられる」と、強い意識を見せた。

　高校通算１１１本の清宮を封じたことが、プロに挑戦する上で大きな自信になっている。昨秋都大会決勝での直接対決は、スライダーを武器に５打席連続三振を奪いセンバツ切符を獲得。その後のＵ１８侍ジャパン合宿で「振り始めたら球がなかった」と言わしめた。「最初はまぐれかと思ったけど、あらためて通用するんだなと感じた」と桜井。打撃も持ち味だが「今の自分には２つのことをやれる余裕はない」と投手で勝負。世代旗頭の清宮に負けじとプロで開花する。