巨人菅野智之投手(28)が28日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2億2000万円増の年俸4億5000万円で更改した。オリックス金子千尋投手(34)の5億円に次ぎ、球界日本人投手2位の金額となった。

 3月に行われた第4回WBCでは日本代表のエースとして活躍。シーズンに入っても好調を維持し、4月から5月にかけて89年斎藤雅樹以来28年ぶりとなる3試合連続完封を達成した。今季は27試合に登板し、17勝5敗、防御率1・59。自身初の沢村賞、最多勝、2年連続の最優秀防御率、ゴールデングラブ賞、14年以来2度目のベストナインなど、多数のタイトルを獲得した。

 来季のスローガンに「決意」の2文字を選んだ菅野は「来年はチーム、自分にとっても決意の1年になる。これだけの数字を残した後で周囲の目も厳しくなるので、若手の底上げとともに責任を持ってやっていきたい」と話した。(金額は推定)