ドラフト会議で指名されたロッテの新人8選手が6日、埼玉・浦和の2軍施設と菓子工場を見学した。

 工場ではパイの実、コアラのマーチなどの生産過程を、約1時間かけて見て回った。ドラフト1位の履正社・安田尚憲内野手(18)は「できたてのパイの実を食べることができて、すごくおいしかったですし、楽しかったです。工場見学は小学校5年生の時に社会見学でのビール工場以来だと思います。製造過程を見るのは初めてで、とても貴重な経験でした。パイの実は1つが64層で成り立っていると聞いてビックリしました。1つの商品を作るのにいろいろな過程があり、いろいろな人が携わっていることを知ることができました。おいしいお菓子と一緒で、野球も影の努力や取り組みが大事で、いろいろな人の支えがあって結果が出るものだと思います。工場の人にも応援をしていると話をしていただきましたが、あらためて頑張ろうという気持ちになりました」とコメント。

 同2位のトヨタ自動車・藤岡裕大内野手(24)も「トヨタでも自動車工場で働いていましたが、車とは違い、流れてくるお菓子の数が多くてビックリしました。個人的にはトッポ、パイの実が大好きで、その製造過程を見ることができたのはとても楽しかったです。応援してくださる工場の方の期待に応えられるように頑張りたいと思いました」と話した。

 その後の寮見学ではポーク・ロースソテーなど、1923キロカロリーあるボリューム満点の昼食を楽しんだ。