侍ジャパンのアジア制覇にも貢献したロッテ田村龍弘捕手(23)が、来春キャンプでのリーダー役に名乗りを上げた。

 ロッテは21日、11年目となる春季石垣島キャンプ(18年2月1日~同19日)の詳細を発表。井口監督体制のもとチーム内競争を激化させる新たな試みとして1、2軍の枠を撤廃。練習も宿舎も全員同じでスタートすることになった。この日、ZOZOマリンを訪れた田村は意気込みを語った。

 田村 全員一緒だと引っ張る人間が1人では足りないし、自分のことだけやるわけにはいかない。(鈴木)大地さんや角中さんが声をかけるのが1番説得力がありますが、僕は若い選手と歳も近いし、彼らも話しやすい。ここまでキャリアや経験を積ませてもらっているので自覚をもって(リーダー役を)やりたい。

 ロッテは今秋、鴨川で1、2軍のない“全員キャンプ”を試験導入。田村は「井口監督が何をやりたいか、何を見たいか、すごく意図を感じました」という。一捕手としても監督から「またゼロからリードを作り上げていこう」と向上を求められている田村。選手としてリーダーとして、その責任は重い。【千葉修宏】