ロッテがキューバ人選手の獲得に乗り出していることが22日、分かった。球団関係者によると、既に幹部が現地入りしており、テストを行うという。同関係者は「キューバとはパイプが出来ているが、向こうは政府が交渉窓口。公務員なので、担当が代わることもある」と説明した。

 ロッテには14~16年にデスパイネ、17年にサントスが在籍。来季もキューバ選手を獲得することで将来にわたる関係維持が狙いだ。

 今回は主力よりも、若手の有望株を探す。「投手、野手、こだわらない。いい選手がいれば、こっちで日本語を学ばせながら、育成選手として育てたい」と同関係者。特定の選手が念頭にあるわけではなく、広くダイヤの原石を求める。兄ヨエニスがメッツでプレーしており、3月のWBCにキューバ代表で来日したヨエルキス・セスペデス外野手(20)がテストを受ける可能性もあるという。