オリックスは4位と3年連続Bクラスに終わった。3年連続で優勝チームに30ゲーム差以上離されており、来季巻き返しを期している。苦しんだシーズンだったが、山岡の台頭など若き力もでてきた。担当記者の印象に残った言葉とは…。

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▽福良監督「チームを立て直して、上に持っていきたい。このまま終わるわけにはいかない」(9月20日、球団からの来季続投要請を承諾。生え抜き監督として球団を長年の低迷から脱却させたい気持ちが強く感じられた=大池和幸)

 

▽山岡「一生のうち、無四球で2桁三振の完封なんて何回もできない。やれる時にやりたかった。こんなにうまくいくことない。ここは忘れて、また1イニングずつ」(8月26日西武戦で10奪三振のプロ初完封。新人らしいうれしさと謙虚さがにじんだ=大池和幸)

 

▽マレーロ「ファンの方は私がきっちりホームベースを踏むのを確認していたと思う」(来日デビュー戦の本塁踏み忘れ弾から一夜明けた6月10日、正真正銘の1号を放った勝利のお立ち台で。ユーモラスなコメントにスタンドがわいた=大池和幸)

 

▽平野「年齢も年齢なので、行くなら最後。不安はあるが、それ以上に向こうでやりたい気持ちがある」(11月7日、海外FA権行使の手続きを行った際に。メジャー挑戦への意欲があふれた=大池和幸)