巨人小林誠司捕手(28)が29日、広島市内の母校・広陵で行われた野球教室に参加した。

 2014年8月に広島市で発生した土砂災害の復興支援をきっかけに野球教室が始まり、今年で4回目。毎年同高出身のプロ野球選手が集まり、今年は広島ドラフト1位の中村奨成捕手(18)が初参加。巨人吉川光夫投手(29)、広島野村祐輔投手(28)、日本ハム有原航平投手(25)、今季限りで現役を引退した阪神新井良太2軍育成コーチ(34)など14人が、約270人の小学生を相手に約2時間、指導した。

 小林は中村と指名後初対面。ランニング中やベンチ内でも隣同士で行動し、会話をはずませた。目標の選手に小林の名前を挙げる後輩に対し「不安があると思うけど、広島には心強い先輩がたくさんいるので、先輩たちを頼って頑張ってほしい」とエールを送り「奨成に限らず、広陵出身の先輩、後輩はすごく気になる。広陵あっての僕たちだと思うので、感謝して僕も負けずに全力でプレーしたい」と気を引き締めた。