今オフ、楽天を戦力外となった片山博視投手(30)が、30日夜TBS系テレビで放送された年末恒例番組「プロ野球戦力外通告~クビを宣告された男たち」で特集された。

 片山は05年の高校生ドラフト1位で報徳学園(兵庫)から入団。10、11年には2年連続で50登板以上をこなすなど中継ぎとして活躍を見せたが、15年に左肘痛などの影響で野手に転向。育成契約となった16年に再び投手に戻っていた。だが今年3月に左肘の手術。リハビリをしていたがオフに戦力外通告を受けた。

 番組ではプロ入り後、ケガに泣き、野手転向、育成契約、離婚を経て、現在はホテル暮らしと波乱の道を歩み、トライアウトに臨む様子が放送された。巨人などで活躍した角盈男氏の息子で元ロッテの角晃多が来季から監督を務めるBCリーグ武蔵からオファーを受け「お世話になろうと思います。将来的にプロで続けたいしどうなるかわからないけどBCリーグで頑張りたい」と晴れやかな表情で1年半過ごしたホテルを後にする場面などが放送された。