中日星野監督のもとで台頭し、50歳まで現役で投げ続けた山本昌氏(52=野球評論家)が6日、恩師をいたんだ。イベント出演した中京競馬場で取材に応じた。「昨年の殿堂パーティーのときも元気に話をされていた。体調がすぐれないときもあると聞いていたが、それにしても突然だった。星野監督じゃなければ今の私はない。一番の恩師をなくして非常に寂しい気持ちです。思い出はたくさんありすぎる。200勝のときは電話しながら向こうが感無量になってくれて、引退のときは私の方が言葉にならなかった」と寂しそうに話した。

 プロ5年目の88年シーズン途中に米国留学から戻ると、プロ初勝利から無傷の5連勝で星野監督の初リーグ制覇に貢献した。