広島の新入団9選手(育成3選手含む)が6日、広島・廿日市市内の大野寮に入寮した。

 ドラフト3位のケムナ・ブラッド・誠投手(22=日本文理大)は「義経パワー」にあやかって活躍を目指す。ドラフト時にも持っていたという石川・安宅住吉神社のお守りを持参。難関突破の神として知られ、奥州平泉に逃れる途中の源義経や武蔵坊弁慶が。難関の安宅の関を突破したと伝わる。「お守りはおばさんが買って、送ってくれた。これから身につけておくと思うし、初登板や大事な試合にも持っていくと思う」とケムナ。192センチの長身右腕は「制球力が一番の課題。あとは気持ちの面でプロの打者の圧力に負けないようにしたい」と思い描いた。