楽天の星野仙一球団副会長が4日午前5時25分に死去した。70歳だった。球界がその死を悼んだ。

 ◆日本ハム栗山監督 海外へ取材で同行した際には部屋へ招いていただき、いろいろなことを勉強させてもらいました。キャスター、評論家時代には「お前、誰のおかげでメシを食えてると思ってるんじゃ。(球界復帰し)野球界に恩返しをしろ」と言われていたことを覚えています。監督としても教わることは多かったです。苦しんだ昨シーズン、お会いした時には「お前、何しとるんじゃ」とも叱咤(しった)激励されました。振り返ってみれば、まだ星野さんへ何ひとつ恩返しが出来ていません。あんなに優しい方が、ああいうスタイルにしないといけなかったということ。ある意味、優しいからこそ人を怒ることができたんだと思っています。

 ◆オリックス福良監督 まだまだ野球界を引っ張っていってくれるものと思っていました。あまりにも早すぎることで、ただただ残念という思いです。

 ◆広島松田オーナー (25年ぶり優勝の16年の)ドラフト時に手を握り「良かった、良かった、良かった」と言ってくれた。心に染みた。あの手の大きさと声を覚えている。

 ◆広島緒方監督 常に声をかけていただき、現役からコーチ、監督になってからも野球のいろいろなことを教わりました。

 ◆斉藤惇コミッショナー 現役選手、そして闘将としての指揮官時代のご功績に改めて敬意を表したく存じます。楽天球団幹部となられてからも、プロアマ一体となった野球界全体の発展を常に考えておられました。子供たちに野球の夢を与えることを熱く訴えておられました。その野球への情熱をご遺志として重く受け止めたいと思います。

 ◆元西武監督森祗晶氏(日刊スポーツ評論家) 現役時代から何度も対戦し、お互い監督としても日本シリーズ(1988年)で戦っただけに、思い出はたくさんあります。グラウンドで戦う時は闘志むき出しでしたが、ユニホームを脱いでいる時は、物わかりのよい気配りの人間だった。あまりにも若すぎる訃報に接し、残念でならない。

 ◆西武渡辺SD 星野さんとはたくさんの思い出があります。自分が監督時代にもいろいろと声をかけていただき勉強させていただきました。

 ◆西武辻監督 最後にお会いしたのが、ドラフト会議で、お元気そうに見えたので残念でなりません。