ロッテのドラフト1位、安田尚憲内野手(18=履正社)が7日、大阪・茨木市内のグラウンドで自主トレを公開した。高校通算65本塁打の大砲は、午前9時半から約5時間にわたり、坂道ダッシュやキャッチボール、マシン打撃などで汗を流した。

 正月には地元・吹田市の神社に初詣に出かけたが、おみくじの結果はまさかの「凶」だったという。「すぐにくくって、あんまり見ませんでした。(運気は)徐々に上がると思う」と笑い飛ばし、前向きにとらえた。新人合同自主トレを前に、まもなく初めての寮生活に入る。2、3日は京都へ1泊2日の家族旅行に出かけ「早く1軍でプレーしているところを見たい」とお願いされた。

 目標の「本塁打王」を取るためにも、できるだけ早く1軍の舞台で活躍すること。練習後は色紙に、プロ1年目を表す漢字を「信」としたためた。「1年目で分からないことばかりですが、自分の信念を曲げずに、そして自分のことを信じてプレーしたい」と意気込んだ。