右ひじ疲労骨折からの復活を期すヤクルト小川泰弘投手(27)が「開幕で100球」を目標に掲げた。

 10日、埼玉・戸田球場で、昨年10月の手術以来初となるネットスローを行った。グラブをつけずに約15メートルの距離で60球。「怖さもなく投げられました。バランスとリリースポイントを意識した。第1歩を踏み出せました」と好感触だった。

 昨年9月16日の広島戦で右ひじが悲鳴を上げた。「(右ひじに)ボルトを入れて3カ月たって、きれいになったけど投げられる骨になっていない。骨にストレスをかけないといけない」と状態を分析する。順調なら2月中旬にブルペン入り予定。「最短でいけば開幕の時に100球投げられる計算」と照準を合わせた。