プロアマ合同の野球指導者講習会が13日、東京・代々木で行われ、日本ハム大渕隆スカウト部長(47)がシンポジウム「野球指導の基本と選手育成」のパネリストとして参加した。

 スカウトとしてどんな選手を取るかについて「良い選手より伸びる選手を取ります。伸びしろのある選手。伸びる選手というのは自分で考えられる選手。そういう選手は普段の生活においても1人で生きていける。人として成長できれば野球もきっとうまくなる」と話した。

 さらに「2ー6ー2の法則」を披露。「最初の2は天才。何をやってもできる選手。最後の2はプロとして厳しい選手。真ん中の6は変化が期待できる選手。ここの選手をいかに伸ばすか」と話した。

 また春季キャンプの練習メニューを披露。4時間程度で練習が終わることについて「いかに肉体的、精神的に余力を残してあげられるか。ユニホームを泥だらけにしてヘトヘトになるまで練習するのはナンセンス。課題解決能力という装置をいかに入れ込めるか。その装置にスイッチが入れば自分からいくらでも練習する。本人たちが納得する疲れならいい」と説明した。