西武源田が史上初の新人から2年連続フルイニング出場を目指す。15日、愛知・豊田市のトヨタ自動車野球部施設で自主トレを公開。1年目でフルイニング出場した昨季新人王は「開幕からフルイニング出て、優勝に貢献したい」と、2年目の目標を掲げた。

 カギは「去年は何もしなかった」という夏場対策だ。昨季は3~5月の打率2割9分7厘に対し、6~8月は2割3分7厘と落とした。「きつい時期が分かったのは収穫です」と心構えができている。

 (1)秋山に倣う 3年連続フルイニング出場中の先輩は、シーズン中も「後につながる」と走り込みに貪欲だ。「見習ってやりたい」と、源田も走る。

 (2)TKG 体重73キロを維持も、食が細る夏は「寝る前、無理に食べてました。卵かけご飯、TKGです」。今年も強い味方だ。

 (3)守備 昨季はリーグワースト2位の21失策。1桁に減らすべく、守備の練習に時間を費やす。「去年は監督に我慢して使ってもらった」と自覚。文句なく遊撃の定位置を確保し、フル出場へ突き進む。

 古巣の仲間との練習は、笑みもこぼれた。「キャンプから、もう1回アピールです」と元気よく話した。【古川真弥】