ロッテ・ドラフト3位、山本大貴投手(22=三菱自動車岡崎)が初めてブルペンに入った。

 井口監督らの前で独特の投球フォームを披露した。ボクシングのジャブのように、グラブの右手を突き出す。器用に折りたたむと同時に、左腕が遅れて出てくる。「初見で(バットを)合わせられたイメージはあまりない」という。右手に打者の視線を引きつけることから「猫だまし投法、ですかね」と命名した。かつて成瀬(現ヤクルト)が「招き猫投法」で90勝を挙げた。新たな猫が活躍を期す。