DeNAのアレックス・ラミレス監督(43)が16日、新潟市内でトークショーを行い、“マイコラスロス”の打倒巨人に自信を見せた。昨年は9勝15敗1分けと苦しみ、最大7連敗を喫した因縁の相手。「マイコラスが抜けたのは大きい。ゲレーロが加入したが(中日時代)うちは抑えている。去年よりいいチームかといえばクエスチョン。今年はいい結果を出せると思う」と言い切った。

 DeNAは昨季、ゲレーロに対して、打率2割4分4厘で本塁打はセ・リーグ最少の2本塁打に封じている。巨人はFAで野上、新外国人ヤングマンを獲得するなど戦力補強を行っているが、穴は埋めきれないとみる。「それ以上にマイコラスがいないのは大きい。マイコラスが与えるインパクトは大きいので、去年より今年の方が戦いやすい」と言った。DeNA戦で相性の良かった村田も退団。「今年は9勝というわけにはいかない。もちろん5割以上。12勝以上はしなくてはいけないと思ってます」と明確な数字を掲げた。

 この日は12球団“最速”で、現時点での開幕オーダーを公表。FAで加入した大和は2番二塁で起用する方針を示した。「ショートの守備はセ・リーグでNO・1だが、うちには倉本がいる。セカンドで使う方向」と言った。昨年リーグ最下位だった犠打数(84)盗塁数(39)は100犠打、80盗塁を掲げてスモールベースボールにも取り組む。「100%優勝できると信じている。今年は我々の年になる」と宣言。打倒巨人の先に、セ界の頂点を見据えた。【前田祐輔】