阪神北條が18日、ヤクルト川端から貴重な助言を受けたことを明かした。今年初めて、鳴尾浜で本格的に体を動かした。川端は大阪狭山ボーイズの先輩。昨年に続いて年明けに松山市での自主トレで一緒に汗を流した。「メモをしなさいということでした。調子が悪くなった時に何が原因かを書きとめる。よかった時にも、なぜよかったかをメモする。不調になった時にそれが役に立つ」と感謝した。

 昨季は遊撃のレギュラー定着を期待されながら成績を落とした。好不調の波が大きく、83試合で打率2割1分と低調に終わった。1年間戦うには何が足りないか、オフの間に突き詰めて考えてきたと明かした。新人熊谷も加わり、内野のサバイバルは激しさを増す。「今までは目の前のことばかり見ていたが、先のことを考えてやりたい」。同じ失敗を避けるために、先輩の教えを実行する。