阪神大山悠輔内野手(23)が19日、プロ2年目の目標を「1年間試合に出続けること」と設定した。全試合出場は、定位置奪取を意味する。 二遊間の要だった大和がFA権を行使してDeNAに移籍。今季の二遊間はレギュラー白紙で超激戦区だ。大山の他に、西岡や上本の中堅組、糸原、北條、植田らの若虎も虎視眈々(たんたん)。守備力も必要なポジションだけに、勝ち抜けは容易ではない。

 ◆阪神野手のレギュラー争い 現時点でレギュラー確定といえるのは一塁ロサリオ、三塁鳥谷、左翼福留、右翼糸井の4ポジション。し烈を極めるのは二遊間だ。西岡、上本の実績組に大山、糸原、北條ら若手組、ドラフト3位熊谷もダークホースとなる。捕手争いも梅野、坂本、岡崎らに再転向の原口が絡む状況。中堅を巡っても昨季終盤に先発定着した俊介、中谷、高山らが激しくしのぎを削る。