ヤクルト小川監督が22日、故障明けの主力を早期に実戦出場させたい考えを示した。昨季は打線の軸に座るはずだった川端が1軍出場ゼロ、畠山は同15試合にとどまった。小川監督は「状態を見てから」と前置きしたうえで「実戦感覚は本人しか分からないところ。ブランクがあるので実戦を多くと考えている」と、開幕までに真剣勝負の場を多く踏ませたい方針を示した。

 春季キャンプのメンバーは今日23日のスタッフ会議で最終決定する。1軍スタートとなれば、2月中にキャンプ地の沖縄で実戦復帰の可能性が高い。指揮官は「寒いところより(温暖で)体が動くところの方がいいと思う。紅白戦を含めて考えたい」と話し、早ければ7日からの第2クールで1試合を予定する紅白戦か、15日の練習試合・韓国ハンファ戦を復帰戦に想定する。昨季96敗からの反攻に欠かせないピースを、着実に復活ロードへと乗せる。