DeNA浜口遥大投手(22)が24日、今季導入する新球をお披露目した。神奈川・横須賀のベイスターズ総合練習場で自主トレを公開。ブルペンで捕手を座らせ、新たな“速いスライダー”を織り交ぜながら22球を投げ込んだ。

 ヒントは昨季日本シリーズでの同僚今永。「柳田さんとの対決で、横曲がりで140キロくらいでていて。ああいうボールが投げたいなと」。今永に加え西武菊池、巨人田口のスライダーも映像で分析。もともとの曲がりの大きなものとは違う「左打者のアウトコースに投げてついていかせるイメージ。右打者には内角に食い込んでひざ元で空振りが取れる」という速いスライダーを編み出した。次は打者の反応を見たいという。

 オフに技術的な積み上げはあったが精神的には初心を忘れたくないという。「去年の気持ちを持ってやっていきたい。開幕投手? まだ僕には早いかな。しっかり自分のやれることをやってアピールしたい」。謙虚に2年目に挑む。