DeNA筒香嘉智外野手(26)が27日、球団を通じて今春の結婚を発表した。相手は年上の一般女性。すでに新生活をスタートさせており、年内に第1子が誕生する予定だ。侍ジャパンの4番としても期待される大砲はプロ入り9年目の開幕直前に身を固め、さらなる飛躍を決意。この日は神奈川・横須賀市の練習場で自主トレを公開し、横浜高の先輩である中日松坂との対戦を熱望した。

 侍ジャパンの4番・筒香から、2発の祝砲が打ち上がった。27日、球団を通じて「私事ではございますが、かねてお付き合いしていた女性と今春結婚いたします。また、本年中に父親になります。新しく家族が増えることに喜びと責任を感じています。相手は一般の方ですので、静かに見守っていただければ幸いです」とコメントを発表。年上の一般女性と今春に結婚。最高の伴侶を得て、年内にはパパになるという。

 オフに入った昨年12月から、しっかりとトレーニングを積んできた。自主トレを公開したこの日、大きな変化のあったプライベートについて具体的に触れることはなかったが「オフはいい時間を過ごせている。今は、体も心も順調です」と心身の充実ぶりを語った。すでに新生活をスタートしており、自宅ではしっかり者の姉さん女房の手料理を食べ、外食が激減。食生活での心強いサポートを受け、プロ9年目を迎える。

 チームでも家庭でも大黒柱となった。「個人として技術、人間性が成長して、認めてもらえるようにしたい」と、目標は数字ではない。20年ぶりの優勝を狙うチームだけでなく、侍ジャパンでもその役割は変わらない。稲葉ジャパンに選出され、4番の筆頭候補。代表の話に及ぶと、子どもたちを強く意識した。「日の丸をつけて戦う責任がある。野球をやっている子も、やっていない子も、野球を好きになってもらえるようなプレーをしたい。全力でプレーする」。パパになって夢を届ける。

 筒香自身、野球少年のときからあこがれだった先輩との直接対決が実現するかもしれない。横浜高の先輩松坂が、中日に入団。11歳離れた平成の怪物が甲子園春夏連覇を果たしたとき、まだ小学1年生だった。「(対戦は)今まで想像もつかなかった。あこがれの方。対戦することがあれば、何か感じることがあると思うし楽しみ。対戦したいです」。公私ともに充実のシーズンが、もうすぐ始まる。