阪神ドラフト４位の島田海吏外野手（２１＝上武大）が将来性を高く買われた。４日、沖縄・宜野座キャンプの第１クールが終了。総括を求められた金本監督を「ルーキーの島田は面白いですね。将来、非常に可能性のある選手」と言わしめた。最大のセールスポイントは俊足だが、指揮官が高評価するのは肉体面。「体が強い。筋力があるから、上半身だけだけどね。下半身がもう少しもっとついてきたら、もっと安定感が出てくるし、もっと振れるようになってくると思う。アレは楽しみやね、レギュラーとるで。今年じゃないけど。将来的に」とまで言う。

　１軍初体験の日々だが、島田に気の緩みはない。「プロの投手の球をまだ試せていない。（打撃では）センターにかえそうと思って強く打ち返しています。がむしゃらにアピールしていかないと」と危機感をにじませた。第２クールの７日には今季初実戦の紅白戦が控える。最初の関門だ。【阪神担当　酒井俊作】