ルーキーを卒業した各球団の2年生選手が7日、各キャンプ地で飛躍をアピールした。現時点で狙うのは、不動のレギュラー、開幕投手、1軍初出場…と十人十色。可能性に満ちた2年生は、それぞれの目標に向かって突き進む。

 昨季8勝を挙げたオリックス山岡が、今キャンプのチーム大トリでブルペン投球を行った。捕手を座らせて直球のみの30球。キャンプ開始から7日が経過しての初ブルペンは2年目としては異例だが、山岡は「紅白戦も入ってくるんでそこから逆算して(この日入った)」と、何食わぬ顔だ。

 オレ流調整には独自の考えがある。昨年は2日目の初ブルペンから投球練習を重ねて計1500球近くを投げたが、仕上がりが早すぎたという実感があった。2年目はそこをコントロールしていく。

 気をもんでいた福良監督も投球を直接チェックし、「もう、出来てたんとちゃうかな。あいつは独特のものがあるからな」と、調整を任せる方針だ。開幕投手候補にも名前が挙がる山岡は「成功しても失敗しても経験。去年と同じことをしても仕方がない」と、信念を貫く。