18歳が堂々の4番デビューを飾る。ロッテのドラフト1位、安田尚憲内野手(18=履正社)が10日から始まる紅白戦で、3日連続「4番・三塁」でフル出場することが決まった。第2クール最終日の8日、井口監督が「そういう思いでこの球団でやってほしいと。打撃コーチも含めて即決でした」と明かした。

 この日は侍ジャパンの稲葉監督が沖縄・石垣島キャンプを視察。昨夏、同監督がU18日本代表の練習試合を訪れた際、安田は2本塁打で日本ハム清宮とアベックアーチをかけた。この日の“御前”フリー打撃も4本の柵越えを披露。「U18の時、ただ高校を代表するのと国を代表することの違いを感じた。それがトップチームならもっと。いつか日の丸を背負えるように頑張ります」と近い将来の夢を描いた。

 とはいえ、いきなりの実戦4番は想定外だったよう。練習後に紅白戦オーダーを知らされると「本当すか?」と4回繰り返した。「7番くらいかと思いました。期待してもらってるということ。打席の中でしっかり自分のスイングをしたい」。第3クールからはキャンプ後の1、2軍振り分けに向けて結果も重視されてくる。前日のシート打撃は2打数2安打。照準は、合っている。【鎌田良美】