西武は10日、宮崎・南郷キャンプ2回目の休日だった。この日、一番多く「おめでとう」と言われた選手は、ドラフト3位の伊藤翔投手(19=四国IL・徳島)だろう。19歳の誕生日だったからだ。報道陣からは、ケーキでお祝いされた。お菓子が好きだが「ケーキは久しぶりです」と、おいしそうに頬張った。 横芝敬愛を卒業後、社会人や大学を選ばずに独立リーグへ進んだ。結果、最短の1年でNPB入りし、目標を果たした。

 もちろん、ここからが本当のスタート。9日には今キャンプ初めて打撃投手を務めた。森、金子侑、木村に計36球を投げ、19スイングで安打性は3本だった。真っすぐでファウルを奪う場面もあったが、17球がボールに外れた。「50点ですね。良いところと、悪いところが出ました。戦力として投げられるよう、頑張ります」と、11日からの第3クールへ向けて意気込んだ。