上半身のコンディション不良からの復帰を目指すドラフト1位の鍬原拓也投手(21=中大)が12日、沖縄3軍キャンプで4度目、9日以来となるブルペン投球を行った。

 座った捕手へストレートのみを43球。内外角のコースを指定し、力強いボールを投じた。これまでは立ち投げ、中腰、座りと段階を踏んできたが、立ち投げから直接座った捕手へ投げ込んだのは初めて。順調な調整ぶりを見せたが「まだ自分の中ではボールがばらついている。いいボールもありましたが、コントロールを高めていきたい」と口元を引き締め、厳しい自己評価を下した。【巨人担当 桑原幹久】