育成の長谷川宙輝(ひろき)投手(19)が13日、支配下登録へまた1歩前進した。シート打撃に登板し打者7人に1安打1四球にまとめた。

 最初の打者はいきなり内川。137キロ直球で遊ゴロ仕留めると、福田を投ゴロ、吉村は三ゴロ、城所からは空振り三振を奪った。江川には三遊間を破られ初安打を許したが、九鬼を空振り三振に。最後の7人目、今宮には1ボール2ストライクと追い込みながらも、チェンジアップが決まらず四球で歩かせた。

 「自信につながるか分からないが、抑えたことは自信になります」。第3クール初日の11日からA組に昇格。「A組の投手は話している内容が違う。野球中心に生活している」と、取り組む姿勢に驚いた。この日新外国人のグラシアル内野手を獲得し支配下は67人。残りは3枠と厳しいが、自分の左腕で道を切り開いていく。【ソフトバンク担当=石橋隆雄】