ソフトバンク江川智晃外野手(31)が、生目第2で行われたB組対社会人パナソニックの練習試合にA組から駆けつけた。

 1番指名打者で出場。チーム今季初の対外試合の最初に打席に立ち、初球の直球を左前へライナーで運ぶ安打を放った。「いい当たりでした。休み前にBの試合に出るように言われていました」。3打席立ち、左安、遊飛、四球の2打数1安打。試合は2-4で敗戦したが、プロ14年目のベテランがさすがの存在感を見せた。

 この日、A組野手はシート打撃終了後に、早めに宿舎へ。練習試合後にメイン球場のA組ロッカーに戻ってきた江川は「みんな帰るの早い。誰もおらんやん」と苦笑い。その後もトレーニングとケアを行い、宿舎への最終バスとなる午後6時15分のバスに乗り込んだ。

 右の外野手では吉村、塚田と激しい開幕1軍争いを繰り広げている。04年ドラフト1位ながら、ここまで1軍定着できていない。今年こそ、フリー打撃で見せる豪快で飛距離のあるアーチを1軍でたくさん見たい。【ソフトバンク担当 石橋隆雄】