阪神藤浪がレジェンドOBからエールを受けた。15日、ブルペンでクイックや変化球を交えながら、47球を投げた。きょう16日の練習試合楽天戦(かりゆしホテルズボールパーク宜野座)では中継ぎで登板する予定。7日の紅白戦はフォームのバランスを重視し、無四球。2回2失点だった。「前回は変化球が入らなかったので、ピッチングにならなかった。変化球や配球を考えて、カウントを作りたい」と課題を掲げた。

 この日は江夏豊氏(69=野球評論家)が宜野座キャンプを訪れ、ブルペンを視察。2年連続で不振に苦しんだ右腕の投球を見つめた。「いい意味で大胆になればいい。ああだこうだと考えても、答えはなかなか出ない。もっとおおざっぱにね。これからの藤浪君には、図太い神経が要求される」。昨年は死球から崩れるなど、精神的にも不安定だった。不振脱却の鍵として、開き直りの重要性を説いた。