脳腫瘍からの再起を期す阪神横田慎太郎外野手(22)が16日、練習復帰後初の屋外打撃練習を行った。安芸のサブグラウンド三本間ライン上から右翼方向へのロングティーを行い、50スイング。フェンスを越えてネットに達したのが17本と気持ち良くボールをはじき返した。

 「室内で打つのとは全然違うので、うれしかった。まだOKという状態じゃない。初めてにしては良かったけど、もっともっと振れる。みんなについていけるよう練習していきたい」

 これまでは、ドーム内でのマシン打撃などで段階を踏んできた。また、スローイングに関してもこの日「野球腱(けん)トレ」の相沢一幸氏からの直接指導も受けた。矢野2軍監督は「出来ることが増えて前に1歩進んでいる。極力ゆっくりと段階を踏んでやりたいので、長い目で見守ってほしい」とした。今日17日には屋外フリー打撃も行う予定。横田は「わくわくします」と目を輝かせていた。