巨人松原聖弥外野手(23)が18日、韓国・KIAとの練習試合に途中出場した。念願の初安打を放ち、笑みがこぼれた。「結果オーライで納得はいかないですけど、流れを作れた。悩んでいる時に流れができて良かった」と振り返った。

 待望のHランプがともった。7回1死走者なし、139キロの直球を捉える。三塁線への打球は、三塁手の手前で三塁に直撃してイレギュラーバウンド。頭上を越え、三塁内野安打となった。ここまで実戦3試合に出場しながらも無安打。結果を残せずに「しんどかった。そろそろヤバイと思った」と重圧があった。勢いに乗り、9回の第2打席では中前へはじき返し、マルチ安打となった。

 育成契約選手ながら、今キャンプは1軍同行を続けており、結果を残せば支配下契約をグッとたぐりよせる好機。「足を生かしてアピールしたい。生かすには出塁しないと行けない。出塁するためにはバッティングを磨かないと」と意気込む。昨季は3軍で45盗塁を記録した快足の期待の若手。足という一番の武器を見せ、支配下契約をつかむ。【巨人担当 島根純】