ロッテがNPB球団との初の練習試合に臨み、投打がかみ合わずに完敗した。先発は昨季チーム最多の7勝を挙げた二木康太投手(22)。

 制球が安定せず、初回に3安打3四死球で5失点。2回、3回と持ち直して3者凡退に仕留めたが「立ち上がりストライクを取ることに苦しんで、自分自身と戦ってしまった。修正する点はたくさんあるが、1つずつしっかりと取り組んでいきたい。次の登板のチャンスがあれば同じ失敗を繰り返さないようにしたい」と反省した。

 2番手で登板した藤岡貴裕投手(28)は、4回を3人切り。5回は2死満塁のピンチを招いたが無失点で切り抜けた。「調子は特別良かったわけではないですが、(遊飛に打ち取った)鈴木選手との対戦では、自分の意図したところにしっかりと投球できた点は良かった。もう少し調子を上げて次回登板に臨みたい」と話した。

 打線は6安打で無得点。紅白戦などで活躍を見せた新人選手たちにも快音はなかった。

 井口新監督体制になってから、ロッテは昨秋の台湾代表戦に3連勝。今春キャンプでも台湾・ラミゴに2連勝しており、対外試合6試合目で初黒星となった。