2回裏途中に雨脚が強くなった影響でノーゲームとなったオープン戦で、広島先発の大瀬良大地投手(26)が仕上がりの良さを示した。

 立ち上がりの1回。坂本を147キロで空振り三振を奪うと、続く吉川尚も140キロカットボールで空を切らせた。いずれも3球三振だった。

 3番ゲレーロには左中間スタンドへ1発も浴びるも、マギーは中飛に打ち取り1回を切り抜けた。2回も5番阿部を真っすぐで押して追い込むと、最後はカットボールで早くも3つ目の三振を奪った。

 2回2死一塁の場面で中断となり、そのまま中止となった。昨季も登板予定のCSファイナルステージ第3戦が降雨中止となるなど雨に泣かされてきた右腕は「昨年もこういうことがありましたけど、シーズンではこういうことがないことを願いたいですね」と苦笑い。試合後には、低めへの意識徹底と変化球の確認のため、ブルペンで21球を投げ込んだ。