DeNAが春季キャンプを打ち上げた。28日、沖縄・アトムホームスタジアム宜野湾で韓国・SKと練習試合を行った。

 相手を率いるのは元日本ハムのヒルマン監督。試合前には、日本ハム時代に監督とGMとして日本一になった高田繁GM(72)らが、旧交を温めた。アレックス・ラミレス監督(43)も話し込み、なごやムードが漂ったが、試合は接戦の展開。1点を先制すると、9回に失策がからんで勝ち越しを許し1-2で敗れた。ラミレス監督は「全体的に、いいキャンプを過ごせた。シーズンに向けていい準備ができた」と総括した。

 1カ月間通して、早出や居残りで練習量を増やした。バント、走塁の強化を進めたスモールベースボールについては「50点くらい。これから向上させたい。バントミスもあったし、盗塁ももっといいタイミングで走れるようにしないといけない」と継続していく。また今キャンプの投打のMVPには石田健大投手(25)とネフタリ・ソト内野手(28=ナショナルズ3A)の名前を挙げ「1日1日いい野球をして、スタートを切りたい」と、開幕を見据えた。