巨人の石井一夫球団社長が2日、東京ドームで行われた全体練習の視察後に取材に応じた。日本球界復帰を示唆していた上原浩治投手(42)の去就について「ジャイアンツでやるという話の前提で言えば、春っぽい明るい話だなと。もし実現するのであれば、野球ファンに喜んでもらえるかなと思っている」と話した。

 この日、鹿取GMは「何もないです」と口を閉ざしたが否定はしなかった。高橋監督も「どっちにしても本人次第でしょ? 本人がどう考えて、どういう風にしたいのか」。かつて同僚としてプレーした右腕の心中を察しつつも、チーム編成に関してはフロント陣に委ねる意向を示した。

 手薄なリリーフ陣を補うには十分な戦力として計算が立つ。石井球団社長は「素人の代表で言えば、そうなるといい話になるかなと思う」と戦力面においても歓迎の意を示した。