稲葉ジャパン初陣で、4番筒香嘉智外野手(26)が、追撃タイムリーを放った。6回に柳田が先制適時打を放ち、相手投手の暴投で1死二塁となったチャンス。2打席凡退で迎えた第3打席で、3球目のカーブにバットをためながらすくい上げた。大きく打ち上がり、右翼越えの二塁打で追加点。食い下がるオーストラリアを、突き放した。試合後の会見に臨んだ筒香は「すごい緊張感のある中で、粘ってやれてよかった。投手がすごくいい投球で試合をつくってくれて、柳田さんがタイムリーを打ってくれて、楽な気持ちで打席に入れました」と、チームを代表して振り返った。

 2年半後の20年東京五輪を見据えた新チームでの侍ジャパン。そのクリーンアップを託される筒香は「五輪で金メダルを目標にやっている1試合1試合ていねいに、いいチームができるように貢献していきたい」と、世界一奪取を宣言した。