広島大瀬良大地投手(26)が地元長崎で先発し、3回を投げて6安打3失点だった。

 立ち上がりの1回。2者連続適時打を含む5安打を浴びて3点を失った。ただ、この回は前回2月25日巨人とのオープン戦での課題から直球とカットボール、2種類の組み立てで臨んでいた。「真っすぐとカットボールがコントロールできていなかった。結果を出していかないといけなのですが、内容も良くしていかないといけない」。明確な意図を持った1回の投球に悲観はしてない。

 1回2死二、三塁の8番呉からはすべての球種を織り交ぜ、3回まで1安打に抑えた。「オープン戦だから1つの目的を持ってやれる。しっかりと今日の結果を受けてレベルアップしていきたい」。3回6安打3失点は結果以上に内容のある投球となった。

 また、長崎県営野球場での登板は長崎日大3年の09年7月19日、夏の県予選3回戦(対大村)以来9年ぶり。「アップのときから普段はない声援をもらった。帰ってきた特別な感情があった。ちびっこたちもたくさんいたので、そういう子たちに何か伝わっていればと思う」と長崎への思いを口にした。