BC新潟は10日、ハードオフ新潟で全体練習を開始した。新加入外国人選手のロナルド・スクルール投手(25)も初日から参加。198センチの長身左腕は、最速153キロの速球派だ。「寒さに戸惑っているが、興奮している」とチームに溶け込む意欲を見せた。

 練習メニューをこなしたスクルールは、こう話した。「今までやってきたこととは違うけれど、今はチームの一員。こっちのやり方に慣れたい。学ぶべきことはある」。アップ。ノック。ティー打撃。投げ込みをしなかったが「温かくなってきたら、最速150キロを超えてくる」。持ち前の最速153キロの速球で、チームの勝利に貢献する構えだった。

 米独立リーグのヨーク・レボリューションズが前所属チーム。新外国人選手は先発、クローザーのどちらでもOKだ。「言われた方で投げる準備をしたい」と言う。加藤博人監督(48)は「身長がある。直球、カーブ、チェンジアップ。球の切れもあるらしい。まだ見てないから…。楽しみは楽しみ」と期待した。

 来日は8日で、新潟入りは9日。米国ではボルティモアのトレーニング・アカデミーでコンディションを整えてきた。「目標はNPBのマウンドに立つこと。それが私の1つのゴール」。スクルールの挑戦は、いよいよ始まった。BCリーグ開幕は4月7日のホーム武蔵戦。19日に行われる群馬とのオープン戦ではまず、1イニング投げる予定になっている。