巨人先発の中川皓太投手(24)が、5回74球6安打3失点で降板した。

 最速143キロの直球主体の投球で3回まで1安打に抑えた。1点リードで迎えた4回。先頭の3番糸原をストレートの四球で出塁させると、1死を挟み、5番大山に左前打、6番陽川に右前適時打、7番中谷には左前適時打と3連打を浴び、逆転を許した。続く8番坂本の投手前へのゴロをはじき失策。9番高山にも右前適時打を打たれ、この回3点を失った。打たれた適時打は全て甘く入った直球だった。

 開幕ローテ入りが期待される左腕は「ダメでした。3回まではよかったですが、4回が全てです。最初の四球がよくなかった。まっすぐが高めにいったり、変化球が決まらなかったり、いつもの感じになってしまった。次回以降は同じことをやらないように頑張りたい」と振り返った。

 斎藤雅樹投手総合コーチ(53)は「悪い中でもそれなりに投げたんじゃない? 変化球もストライクが入るようになったし、あとは組み立ての部分もある。直球も、もう少しコントロールされないといけない。次回? もちろんもちろん、いきますよ」と期待を寄せた。